キャリアウーマンとして活躍する タイ人エリートの作り方 ③

 

キャリアウーマンとして活躍する タイ人エリートの作り方 ②

 

今後の目標はオリジナル・ブランドを世界的に展開することです。

 

【タイでの活動】

――タイへ戻ってからはどうされたんですか?
まずはデザインを本格的に学ぶべく、専門学校へ通いました。トータル2年、ここで勉強しましたね。並行して、語学を活かすべく通訳や翻訳の仕事を行ないました。ビジネス専門書の翻訳、商談における通訳、BOI(タイ国投資委員会)申請の補助業務、あとは趣味と実益を兼ねたアニメイベントなどでの司会アシスタントなど。益若つばささんなど、日本からやって来られた有名人の方とも何度かお仕事する機会があり、とても楽しくやらせてもらいました。これら通訳、翻訳のお仕事は今でも継続してやっています。

――そして、いよいよご自身のブランドが立ち上がるんですね。
はい。よくぞ聞いてくださいました(笑)。「Smiler」という名のブランドで、「皆が笑顔になる遊び心のあるデザイン」をコンセプトに商品はすべてハンドメードです。今はシューズのみを手掛けています。フェイスブックから「Smilerbrand」で検索できますので、詳しくはそちらをご覧になってください。また、「creema.jp」というサイトから商品を購入することができます。あわせてご参照ください。

――宣伝いただき、ありがとうございます(笑)。ご自身初となるオリジナル・ブランドですから、さぞかし気合いが入っていることでしょう。
そうですね。このブランドの立ち上げには、いっさい両親からの援助は仰いでおらず、すべて自らの資金で賄いました。
いま現在はほぼすべてのお客さんが日本の方なのですが、将来は海外に幅広く展開、また、靴だけでなくバッグなど他の商品にも拡充していきたいですね!

 

【タイと日本の未来について】

――さて、そんな意気揚々と人生を謳歌されているペイさんですが、タイの現状、将来についてどう考えてられますか?
おおむね良好にとらえていますね。他の国から統治されたことがなく、独自の文化・伝統を護っている、という良い点に加え、最近では国際的なマナーや感覚を持つ若者も増えてきて、他の国とも伍していけると思っています。ただ、まだまだ教育や人材の育成に対する配慮、金銭面の援助も不足しているように思います。教育の機会、労働の機会など拡がっていけばおのずと貧富の差も縮まり国民同士の諍いも減っていくのでは、と思っています。

――日本の印象はどうですか?
やはり良い国ですよね。政治・経済・教育・治安などすべてにおいて先進国、という印象です。企業人は専門性に長け、プロ意識も強く感じます。あとは、モノのバリエーションが豊富であること、地域ごとに文化、産業が成熟しているのもこの国の特徴でしょうかね。タイでも地域ごとの特色はありますが、ざっくり、北部、東北地方、首都圏、南部といった括りになります。それと比べて、日本は都道府県ごとに明確な色がありますよね。これは、行政によるマーケティング、PRの効果も大きいと思います。
ただ、国民ひとりひとりを見ていくと、生真面目過ぎるところがあり、柔軟性に欠ける社会だな、という印象も同時にあります。私が経験した面白いエピソードをいくつか挙げてみましょうか。まず、一橋大学時代に教授のアシスタントで英語の翻訳を手伝っていたんですが、教授の手伝いであるにも関わらず、学生は教務課にあるコピー機の使用を禁止されており、わざわざ学生専用のコピー機まで足を運んでコピーを取っていました。それと、イベントでの司会アシスタントをした時のことですが、仕切っていた日本のイベント会社の方から渡されたスケジュール表がリハーサルから本番まで分刻み! 結局、タイの業者が資材の納入に30分ほど遅刻してきて、すべてが水の泡となってましたが(笑)。

――なるほど(笑)。日本あるある、ですね。悩む暇もなく猪突猛進、未来へ向かって突っ走っている印象ですね。
実際はそんなこともないですよ。私も31歳になりましたが、人並みに結婚をして、家庭を持ってみたい、とも思っていますし。日本時代から続いている彼氏がいるんですが、結婚となると障壁がいろいろあります。仕事は? 生活は? 日本がいいのか、いっそのことアメリカで暮らすのもアリなんじゃないか、って。
ただ、モットーとしては自分らしく、何事にも全力で取り組む。これさえできていれば幸せな人生、って言えるんじゃないかなって思います。

――本日はありがとうございました。ブランドの成功、お祈りしています。

 

ペイさんへのお仕事の依頼はこちらより承ります。
通訳・翻訳など何でもお問い合わせください。
kaminbnct@gmail.com

 

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川越渉(かわごえ・わたる)Kamin BCNT代表

日本で雑誌編集者として業務後、39 歳のときに一念発起し、タイへ移住。1年間大学にてタイ語を勉強した後、通訳兼コーディネーターとして大手電機メーカーに勤務。日系新聞社での勤務を経て、4年前より起業し、ゲストハウス経営、展示会オーガナイザー、通訳などの人材派遣業を手掛ける。在タイ8年目。

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