マレーシア進出の「ツボ」 Vol.1

第1回 日本企業の進出が加速している現状

 

マレーシアは、アジアの中では最も起業と生活がしやすい国であると言われています。日本ではこの国の情報が少ないため、「会社をつくるためには、現地資本、パートナーが必要だ」 「日本からマレーシアへの送金、またマレーシアから日本への送金には 規制があり、自由がない」 「日本人(外国人)はマレーシアの不動産を所有できない」などの情報が流れていますが、これらはすべて誤った情報です。さて、正解は──。

 

アジア有数のビジネスチャンスが待っている

「日本人単独でも会社は設立できるし、自由に事業を行なえる」 「日本からマレーシアへの送金も、マレーシアから日本への送金も、事業資金だろうと、個人的な送金だろうと、自由に送金ができる」 「日本人でも不動産を自由に所有できる(件数も制限なし)」

 

マレーシアは、日本人の安全と商売チャンスと自由と権利が保障されているアジアでも有数の国です。

 

政情不安や共産主義国のような各種規 制や法改正はなく、「ルック・イースト」 政策に基づき、日本からの進出を歓迎している世界有数の親日国です。その暮らしやすさは、マレーシア・マイセカンド ホーム・プログラム(リタイアビザ)にて老後をここで過ごし始める日本人の急激な増加が物語っています。

 

経済成長が著しく、国民はどんどん富裕化しており、人口増加率も右肩上がり で上昇中のため、日々すごい勢いでマーケットが拡大しています。またマレーシ アを起点にすれば、中国・インド・中近東・ アセアンといったすべてのアジア新興マーケットをもコントロールできます。

進出する日本企業──業種タイプの変遷(過去30年間)

第1グループ

マレーシアの安い労働力を前提に製造拠点を日本国内から現地に移し進出(主に大手製造業・中堅製造業)

第2グループ

第1グループの企業に部品などを供給する下請け企業が後を追って進出(主に中小製造業・零細製造業)

第3グループ

主に第1・第2グループの企業に対し サービスを提供するために進出 (金融・運輸・倉庫・通信・建設・流通・ エンジニアリング・広告代理店・印刷 など)

第4グループ

第1~3のグループとは異なり、マレーシア人の消費力・購買力の急激な向上を背景に進出(飲食・卸売・小売・教育・美容・医療・娯楽・ソフト開発・デザイン・サービスなど)

 

現在は第4グループの進出が加速している!(=シンガポール化)

マレーシアというと、家電や自動車関連が有名ですが、いまや非製造業が製造業の進出を上回っています。

 

日本の多くの産業や商材・サービスが 数年遅れてマレーシアに上陸しているの が顕著です。

 

上記に共通しているのは、現地の日本 人よりもローカル・マーケットに特化し た戦略を取ったことです。 次回はマレーシア進出のメリットを、 「ビジネス面」と「生活面」の両方から お伝えします。

 

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鵜子幸久(うのこ ゆきひさ) 桜リクルート社 代表取締役社長

リクルートに入社し、『ホットペッパー』の神戸・大阪エリアの創刊に携わり、各地 の初代編集長を務める。兵庫FM ラジオ放送(Kiss-FM KOBE)では番組審議 委員を担当。2003 年にクアラルンプールにて桜リクルート社(Agensi Pekerjaan SRM.Sdn.Bhd.)を創業。「人材紹介事業」「ビジネス・コンサルタント事業」「日 本の学校機関誘致事業」などを通じて、アジアと日本との架け橋となるべく活動中。 2014 年の年頭に発行された週刊『AERA』(朝日新聞出版)では「アジアで勝つ 100 人」に選ばれた。

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